2022.05.09
新聞ブログ
奥歯がなくなると脳の老化が進む!?
皆さんこんにちは。
事務長で日本TC協会認定トリートメントコーディネーターの福島俊光です。
春も後半に差し掛かり、楽しい夏が迫ってまいりました。
話は変わりますが、患者様とお話をしているとこの様な事を言われることがあります。
「奥歯が一本抜けちゃったけど、食事が出来るからこのままでいいです。」
果たして本当に食事が出来るからそのままでいいのでしょうか。
先日国立長寿医療研究センターの研究グループから、奥歯が無くなってしまうと脳の老化が進んでしまうという論文の研究発表がありました。
今回はその論文の内容を要約していきたいと思います。
奥歯を喪失することが老化を促進
歯と老化の関係は?
元々高齢者の残存歯数の減少と認知機能の低下が関連性があると報告されていましたが、その詳細に関しては不明の状態でした。
しかし国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの口腔疾患研究部、山田匡恵外来研究員、松下健二部長を始めとする研究グループは今回の研究で、奥歯を喪失することで脳の老化を促進させてしまうことを老齢マウスで発見することが出来ました。
どの様な研究?
今回の研究は、18月齢の老齢マウス上顎第一大臼歯(人間でいうと上の前から6番目の歯)を抜歯し、その3ヶ月後の老齢マウスの認知行動や脳の海馬、脳の視床下部における分子発現の変化を見ていき、抜歯をしていない老齢マウスとどのように違っていくのかを研究していきました。
結果はどの様になったの?
その結果、第一大臼歯を抜歯した老齢マウスは抜歯をしていない老齢マスに比べて著しく自発行動量の低下、空間作業記憶の低下、運動協調性の低下がみられるとともに、脳の海馬や脳の視床下部の神経栄養因子の減少が観察される結果になりました。
また、脳が老化してしまう特徴の一つ、アストロサイトの増加が必要以上に起きてしまうことが発見されました。
それにより、奥歯が無くなってしまうことで認知機能が著しく低下してしまうことが解りました。
まとめ
このように奥歯が無くなってしまうことで、食事以外にもQOLを低下させてしまう要因がたくさん出てきてしまいます。
このようにならないためにもお口のケアを普段から行い、お口の健康を保ち続けることでQOLの向上を図っていくことが重要だと思います。
そのひとつに新浦安ブライト歯科では定期検診でお口の健康から全身の健康を守っていくお手伝いをさせていただいております。
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