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2021.08.20

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歯磨きをしているのになんで虫歯になるの?

皆さんこんにちは。

事務長でトリートメントコーディネーターの福島俊光です。

歯医者さんで定期検診をした方が虫歯にも歯周病にもならない。

新浦安ブライト歯科にもそう思って頂いて通っている方が沢山いらっしゃいます。

本来予防歯科は治療ではないので、保険診療ができないものです。

しかし新浦安ブライト歯科は厳しい施設基準をクリアし、厚生労働省から保険で予防歯科が許された『かかりつけ歯科医機能強化型診療所』に認定されています。

これは全国で見ても10%と数少ない医院です。

そんな新浦安ブライト歯科でしっかり定期検診に通っていただいている方でも、残念ながら虫歯になってしまう方は存在します。

実際に歯磨きをしっかりしていて、定期検診にも来ている。

そんな方でも虫歯になってしまいます。

それでは、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか。

今日は虫歯のリスクと対策についてお話していきます。

虫歯の原因

虫歯の原因になる要素は、4種類あると言われています。

その関係性を表すものが『カイスの輪』というものです。

菌(虫歯菌)

おくちの中には、300〜700種類の菌がいると言われ、1ミリ立方体の中におよそ100億匹の菌がいると言われています。

この中にはもちろん良い菌もいますが、悪い菌も多数存在増します。

その中でも虫歯の原因と言われるのが虫歯菌(ミュータンス菌)です。

この虫歯菌は、水に溶けないグルカンと呼ばれるネバネバの物質を作り、強力に歯にくっついてしまいます。

グルカンができると磨いても中々洗い流されず、細菌の塊の歯垢(プラーク)を作り出します。

すると酸が強力になり、歯を溶かし虫歯になっていまいます。

糖分

食べ物に含まれている糖分・糖質は、虫歯菌が酸を作るための餌になります。

特に砂糖が多くあると、虫歯菌は身体の中に多糖として糖を蓄えてしまい、周りに糖がなくなると身体の中で糖を分解し酸を作り出してしまいます。

その酸が長くお口の中に滞在してしまうと、歯を溶かしてしまい、虫歯になってしまいます。

時間

虫歯菌の餌になる糖分がお口の中に長時間いると、どんどん虫歯は進行してしまいます。

「ダラダラ食べは良くない」

という理由はここにあります。

長時間お口の中にいる飴も、実はすぐにお口の中から無くなるアイスに比べると虫歯のリスクは高くなってしまいます。

特にスポーツ選手はスポーツドリンクを飲んでスポーツをしているので、糖分がお口の中に残らないように水で濯ぐだけでも予防に有効です。

歯の質

人間の歯はエナメル質・象牙質・セメント質・歯髄などからできています。

歯ができる環境によって個人差は出ますが、エナメル質や象牙質の状態によっては虫歯になりやすい方が出てきてしまいます。

特に乳歯や生えたての永久歯なんかは外からの影響を受けやすいため注意が必要です。

歯は脱灰、再石灰化を繰り返しています。

このバランスが崩れた時に虫歯になってしまいます。

虫歯を予防するためにはどうしたら良いの?

以上のように歯磨きだけではなく、虫歯を予防していくには歯磨き、定期検診だけではなく食生活を改善する必要もあります。

食べるタイミング

お口の中では、ph値が中性と酸性を行ったり来たりしています。

食事をすると、お口の中は必ず酸性になります。

ph値が5.5を下回ると歯が溶け始まる、いわゆる脱灰が始まります。

脱灰は食事が終わった後約15分後まで続き、そこから溶けた歯を再生する再石灰化が始まります。

元の状態に戻るまで約1時間かかると言われており、この時間のバランスが崩れた時に虫歯になってしまいます。

このバランスをグラフにしたものがステファンカーブと言います。

ステファンカーブ

ということは、ちょくちょく間食をしていたり、糖が入った飲み物を飲んでいると、脱灰と再石灰化のバランスが崩れ虫歯になってしまいます。

そうならないためにも、食べるタイミング、飲むタイミングをしっかりと考えて行うことが大切です。

食べ物の種類

その食べ物が虫歯のリスクが高いかどうかというのは、実は計算式から割り出すことができます。

①プラークを作る力

②酸を作る力と強さ

③食べている時間

④食べ終わっても口の中に残って作用する時間の長さ

これを

(①+②)×(③+④)

で計算を行います。

その計算をお菓子で行ってみました。

う蝕誘発能で検索すると数値が出てきますので、一度確認してみてください。

フッ素

よくフッ素は歯に良いと聞きますが、一体何が良いのでしょう。

歯質強化

歯の表面にあるエナメル質を酸に溶けにくい性質に変えてくれて、虫歯への抵抗力を高めてくれます。

再石灰化

酸で溶けてしまった歯の再石灰化を手助けしてくれます。

酸産生抑制

虫歯菌の活動を弱め、酸が作られるのを抑えてくれます。

フッ素の濃度

市場で販売されているフッ素の濃度はお子様向けで500ppm〜950ppm、大人向けで最大1450ppmのフッ素が配合されています。(日本で認可されている市販の最大濃度は1500ppm)

新浦安ブライト歯科で診療として塗布しているフッ素の濃度は9000ppmとかなり高い濃度になっています。

乳歯や生えたての永久歯があるお子様にはとても有効的になっています。

まとめ

この様に、定期検診だけではなく普段の食事なども一緒に改善していくことで、虫歯を防ぐことができます。

患者様と歯科医院の二人三脚が重要というわけですね。

新浦安ブライト歯科では定期検診だけではなく、お痛みがない方の初診の検診もお待ちしております。

大変予約が込み合っているため、インターネットでの初診のご予約は今現在メンテナンス中になっていることと、土日がかなり混み合っているため予約が1ヶ月先になっているので、ご予定をご確認の上ご連絡頂ければと思います。

一緒にお口の中を守っていきましょう!!

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